h.merry + memo
趣味から日記まで色々と。現在、古泉とロロが好き。腐女子です。
年取ったぁ~(そんな夢も希望もない)いや、冗談ですよww
なかなか充実した誕生日を過ごしました。
あ、メッセージをくれた友人たち、ありがとうございました。嬉しかったです。
今日の晩御飯は『なんこつ入りこりこり肉団子』を作って、家族で鍋を囲みました。その後ちょっとしたケーキも食べました。ケーキはあまり食べる機会がないので(甘いものは基本的に大好きなんですが)久々に食べられて幸せでしたvvおいしかった☆
そんな感じの誕生日でした!!いろいろな人たちに感謝です。
昨日、杪依さんからもらった『ハレ晴レスイング』を見つめていたらネタを思いつきました。で、書いてたんですが…。言い訳させてください。最初十行くらいの予定だったんです。でも、いつの間にかどんどん長く。そして収集もつかないことになってしまいました(汗)そんな文章ですが、とりあえず載せてみることにします。ちゃんとサイトに乗せるかもしれませんが。いや、気に入らなくなって削除する可能性も…。そんな文章です。よろしければどうぞ見てやって下さい。
古泉がいつも以上にキモイ可能性大です。『ハレ晴レスイング』ネタ。
カプは特に考えずに書きましたが、古キョンのはずです。
『お・そ・ろ・い』
「♪~~♪~♪♪」
これはどうツッコんだらいいんだろうか。
俺は非常に悩んでいた。それは、古泉が窓の近くでこちらに背を向けて、何か鼻歌らしきものを歌っているからだ。そして、何かぶつぶつと呟く声がする。…怖ぇ。
と、とりあえず声を掛けてみよう。
「こ、古泉?」
「はい、なんでしょうか?」
振り返った古泉の顔にはいつものイエスマンスマイル。あれ?何も変わりないように見えるんだが、なんで歌なんか歌ってんだ?…ってその手元にあるのは携帯!まさか、また盗撮でも。
「なんですかキョンくん。人をじろじろ疑うように見て」
疑ってんだよ。なんでそんなに機嫌がいいのか。しかも、なんか笑顔の無駄なキラキラ具合がパワーアップしてないか?
「そうですか?」
うわ、キモイ。こっち見んな。
「酷いですよ、キョンくん。僕が機嫌いいのはこれのせいですよ」
「ん?」
そ、それは『ハレ晴レスイング』!しかも俺!!
「なんで携帯ストラップの如く付けてんだ?しかもそれだけ」
「いいでしょう、このキョンくん」
俺というのが納得できないが、俺だって朝比奈さんのが欲しかったりするよ。こっそりやってみたところハルヒだったが。今度再挑戦しよう…ってそうじゃないだろ!
「僕なんてキョンくん3つも持ってるんですよ。保存用と観賞用と今携帯につけてるものを」
それは自慢か。全然嬉しくないぞ。むしろ、処分してくれ。
そして、古泉は俺の人形を触りだした。
うわっ触るな!弄るな!なんか変に背筋がゾクゾクしてきた。
「掌サイズのキョンくんも素敵です」
寝言は寝てから言ってくれ。
「キョンくんがそんな風に冷たいから、こっちのキョンくんが必要になってくるんじゃないですか」
ん?必要?
そういえばさっき古泉が一人でなんかゴソゴソしてた時、鼻歌歌いながら何か呟いてたっけな。おい、もしかして俺の人形に向かって話しかけてたのか?
いや、違うぞ。いくらなんでもそれないだろ。電話とかだよな。そうだ、きっとそうだ。
「これで何処にいてもキョンくんと一緒ですね。ねぇキョンくん」
と、あきらかに俺じゃない方向を向いて言う。まさかとは思ったがマジかよ。
「…古泉」
「はい」
古泉は屈託のない笑顔で返事をする。
「捨てろ」
「はい?」
「それを捨てろ!!」
「どうしてですか!?これは僕が必死にガチャガチャをして当てたものなんですよ!」
そんなことはどうでもいい。お前のキモさに耐えられないのと、俺の人形であるとはいえ同じ顔したものがそういう扱いされるのは気分が悪い。それに、古泉が一人でこそこそとガチャガチャしている姿を想像して悪寒が走った。
「このっ」
必死に奪い取ろうとするが、上手く避けられてしまう。
「キョンくんは僕のものです!」
いや、いつお前のものに……って人形が、か。
「いいから渡せ。そんな気持ち悪いもん捨ててやる」
「駄目ですよ。これがないと僕の野望が…」
一体何を考えてたんだ。どうせろくなことじゃないことぐらいわかるが。
古泉は自分の携帯&俺の人形をぎゅっと抱きしめながら言う。
「『ハレ晴レスイング2』が出たら僕のをキョンくんにつけてもらってお揃いにするんです!」
…………。
古泉、一回あの世を見てきたらどうだ?
誰がつけるって言ったよ、お前の人形を。だいたいお揃いってもんは同じもんをつけるんじゃないのか?ってこれはまぁどうでもいいか。とにかく、俺はつけないし、お前も外せ!捨てろ!!
「だから嫌です。これは僕のです」
うわ~鳥肌立つからやめてくれ~~~。
この、今度こそ取り返してやる。そう決意し、もう一度古泉の携帯に狙いを定めた時だった。
バタンッ。
「キョン!いいところにいたわ」
げ、ハルヒ。
「『ハレ晴レスイング』とかいうのが出たそうじゃない。で、私も買ってみたの」
そう言いながらハルヒは五種類の人形をみせてくる。
「いいでしょ~」
いや、全然羨ましくないぞ。
「何よキョン。今日はテンション低いわね」
いつもこんな感じだ。いや、今日は古泉のせいでいつも以上に機嫌が悪いが。
「古泉君?あ、古泉君も『ハレ晴レスイング』持ってるのね。そうだ、いいこと思いついたわ」
う、めちゃくちゃ嫌な予感がするぞ……。
「みんなでSOS団全員の分、全種類持つってことでどう?SOS団の規則に入れておくわ」
やっぱり。
「どう思う、古泉君!」
「大変よろしいかと」
古泉に言ったら肯定しか出ないに決まってるだろ。こいつはイエスマンなんだから。
「そうよね。そうと決まったらみんなでガチャガチャしに行くわよ!あ、でも古泉君のは『2』にしかないのよね」
「はい」
そうそう、だからやめたほうがいいって。めんどくさいだろ、な、ハルヒ。
「とりあえず、今の分だけでも集めましょう。『2』は発売したら買いに行くわよ。古泉君だけ除け者にしないから安心してちょうだい」
「ありがとうございます」
おい、なんで買う方向で決まってんだよ。そして俺を置いて勝手に決めるな!
「よし!!有希とみくるちゃんにも伝えないと。じゃあまた後でね」
「あ、ハルヒ!!」
と声を掛けようとした時にはもうハルヒの姿はなかった。
「ふふ、これでキョンくんを堂々と持っていられますね」
お前、まさか仕組んだんじゃないだろうな。
「まさか、僕は昨日、こういうものを見つけましたよ。と言っただけですよ」
やっぱ仕組んでんじゃねぇか。
「まぁ僕としては皆でお揃いっていうのが納得できませんが仕方ありませんね」
俺は嫌だぞ。絶対。
「そんなこと言わないでくださいよ。あなたがつけてくれなかったら世界の破滅かもしれないんですよ。もちろん、必然的の僕の仕事も増えてしまいます」
お前が引き起こしたんだからどうにかしろよ。それにこの程度で世界の破滅って決まったわけじゃないだろ。
「さぁ、それは涼宮さん次第です」
…分かったよ。はぁ、これが最後だからな。お前の言うことばかり聞いてられない。俺にだって俺の意思がある。
「はい、これからはちゃんと尊重しますよ」
その笑顔が胡散臭いんだよ。
あっ。
「あ?」
「これだけは守ってくれ。俺のその人形に話しかけるな」
あの気持ち悪さだけは耐えられなかった。いくら俺の心が海ほど広かったとしても、あれは無理だろ?そう思うよな?
「仕方ありません。でも、それ以外ならいいんですね?」
「あ、あぁ…」
きっと触られまくったりしてるんだろうな、とは思ったが考えないことにする。
その後、みんなハルヒによって全種類買わされ、どこかにつけるか持っているように言われた。俺ももちろん持っている。が、鞄の中に入れたままだ。ハルヒは何処かにつけろというが。持ってるだけで勘弁してくれ。
そして、古泉は相変わらず俺のを携帯につけていた。他のものは鞄の見えるところにつけている。恥ずかしくないのだろうか?そんなものを堂々とつけてクラスの反応とか女子とかどうなってんだ。気になることは気になるが、古泉は神経が図太そうなので、きっとなんとも思ってないんだろう、ということにしておこう。
約束をして以来、話しかけてる姿は見たことないが、家ではどうか分からない。守って…なさそうだな。俺の予想では。あぁ、また鳥肌立ってきた。
今回の事件で、SOS団が変人の集まりなんだ、と再確認した俺だった。
特に古泉が、な。